ネズミサシの木は
・本州
・四国
・九州
で育ちます。
日当たりがよいけど乾燥した場所でよく育ちます。
この記事ではネズミサシの木の利用方法について解説します。
ネズミサシの木の利用方法は?
ネズミサシの木の実って最初は緑色です。
ですが、1年たつと成熟して黒紫色になります。
そして白い粉が実にかかったような見た目になります。
この状態を杜松子といいます。
杜松子は『としょうし』と読みます。
杜松子は利尿剤として利用されています。
利尿剤とはオシッコの量を増やすお薬のことです。
西洋医学ではフロセミドという成分が利尿剤が有名です。
商品名ではラシックスです。
話は戻って杜松子は利尿以外にも
・尿道炎
・リュウマチ
・神経痛
・風邪
などにも利用されています。
実際、杜松子は杜松実として薬局で販売されています。
⇒【第1類医薬品】プリズマホルモン錠 320錠 □
ネズミサシはお酒のジンにも関係
ヨーロッパでの話になりますが
昔から実を、先ほども書きましたが利尿剤として使っていました。
杜松子をアルコールと混ぜて薬用酒にして
高熱の患者さんの治療に利用したんです。
ここからお酒のジンが誕生しました。
ただヨーロッパの場合は日本のネズミサシではありません。
ですが、ネズミサシの仲間がお酒のジンの原料として利用されていたわけです。
それからネズミサシの木の油は灯火用として利用できます。
ネズミサシの木はヒノキにかなり似ているんです。
ヒノキの油は有名ですね。
それからネズミサシの木は雨風にさらされても腐りにくいです。
そんなこともあって、
ネズミサシの木は
・仏像
・床の間材などの建築材
・船具
・桶
・箸
・楊枝
などにも利用されています。
こんな利用価値の高い木が森林公園に存在しているんですね。
当サイトに掲載しているネズミサシの木の画像は
兵庫県の三木山森林公園で撮影したものです。
こちらも参考に!⇒ヤマボウシの画像と特徴について
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