上記画像は2021年11月上旬に撮影した皇帝ダリアです。
画像を見ていただくと分かっていただけると思いますが、
見上げているようなアングルになっていますね。
それもそのはず。
皇帝ダリアって5メートルくらいの高さになるんです。
だから、花が咲いている部分を撮影しようと思ったら
どうしても見上げるような形になってしまいます。
だから、開花時期になったら一戸建ての家であれば2階から皇帝ダリアの花を
眺めるのがちょうどよいのではないでしょうか。
まぁ、これも皇帝ダリアの開花時期に関する注意点の1つになるでしょうか、
他にも注意点があります。
皇帝ダリアの開花時期と注意点とは?
上記画像は11月上旬に撮影した皇帝ダリアです。
で、皇帝ダリアの花が咲いているわけですから、
開花時期は11月ころってことになりますね。
11月頃ってことは日が短い時期ですから、
皇帝ダリアは短日植物ということになります。
ということは皇帝ダリアは北海道では花を咲かせにくいということは
必然的にわかります。
この辺についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
⇒限界暗期とは?わかりやすく解説
夏から秋にかけて花が咲く植物が短日植物ですが、
・アサガオ
・オナモミ
・コスモス
・ダイズ
・キク
・タバコ
などがあります。
短日植物について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
⇒長日植物・短日植物の覚え方
話を元に戻していきますね。
皇帝ダリアは短日植物です。
だから北海道みたいな寒い地方では花が咲かないのが原則です。
そんなこともあって、皇帝ダリアは寒さに弱いです。
なんか矛盾している感じもしますけどね。
というのは11月頃という寒い時期に皇帝ダリアは花を咲かせる割りに
寒さに弱いわけじゃないですか。
なんか変な感じですね。
とにかく皇帝ダリアは寒さに弱いです。
開花時期である11月から12月頃、
霜に当たらないように注意してください。
霜は皇帝ダリアが枯れる原因となってしまいますからね。
また、土の中の温度が5℃を切ると
球根も枯れてしまい、花が咲くどころの話ではなくなってしまいます。
そういった意味で、皇帝ダリアって取扱注意なおてんば娘みたいな感じでしょう。
冬に花を咲かせる割りに寒さに弱いから、
枯れないように、日当たりの良い場所で育てないといけませんからね。
春から夏に咲くような長日植物の方が育てやすい気がしてきます。
また、皇帝ダリアの花を咲かせるのに電灯は邪魔な存在になってきます。
「え、短日植物って寒いと咲く花の事じゃないの?」って思っている方もいるかもしれません。
でも違います。実験により、温度というより、単純に光が連続して当たる時間や当たらない時間によって
花が咲いたり咲かなかったりすることがわかっています。
この辺のことはこちらで解説しています。
⇒花芽形成と日長の関係についてわかりやすく解説
話を元に戻します。
温度でなく光の長さで花が咲くかどうか決まります。
短日植物である皇帝ダリアは光に当たる時間が短くないと花を咲かせません。
ということは街灯や電灯は皇帝ダリアにとっても、
皇帝ダリアの花を見たい人にとっても邪魔な存在です。
街灯や電灯に長く皇帝ダリアが当たることで、
花を咲かせる時期が遅れる可能性があります。
そうならないためにも、皇帝ダリアの花を咲かせたいなら、
街灯や電灯が良く当たる場所は避けた方が無難でしょう。