この記事ではシロバナサクラタデの育て方について
解説していきます。
目次
シロバナサクラタデの特徴
シロバナサクラタデは湿地夏緑多年草雌雄異株の植物です。
「うーん、よくわからないな」と思ったかもしれませんね。
ややこしいくらいに長いですからね。
簡単にいうと、シロバナサクラタデは
日本どこにでも存在しているんだけど、
存在する場所は湿地ですよってことで湿生植物に分類されます。
そんなこともあって、
シロバナサクラタデはビオトープに利用されることもあります。
また雌雄異株ってことでわかりやすくいったら雄雌分かれていますよってことです。
それから花は夏から秋の間、しいていうと
8月ころから11月ころまで咲きます。
またシロバナ『サクラ』タデという名前のように
サクラっぽい花を咲かせるという特徴があります。
ただ、シロバナサクラタデの方がサクラよりも花の大きさは小さいです。
5㎜くらいの大きさです。
また、シロバナサクラタデの花は垂れ下がった感じになります。
それから、シロバナサクラタデは完璧に湿地でないと育たないというわけでもありません。
庭の水たまりになっているような場所を土で埋めたレベルでも
シロバナサクラタデは育つ可能性があります。
次にシロバナサクラタデはだいたい30㎝くらいから1mくらいの高さまで
成長してくれます。
それからシロバナサクラタデの葉っぱの特徴ですが、
互生します。
『互生』は葉のつき方の違いを表す用語です。
樹木の葉のつき方を区別する用語として
・輪生
・対生
・互生
などがあります。
互生とは互い違いには葉が枝につくことをいいます。
互生には互い違いの互が入っていますね。
互生の葉ができる植物にはシロバナサクラタデ以外に
・ヤマブキ
・リキュウバイ
・モミジバフウ
・ブラシノキ
・ヤマハギ
などがあります。
シロバナサクラタデの育て方|育てやすい環境
シロバナサクラタデを植え付けるのに良い季節は春ですね。
具体的には3月から5月の間頃が適しています。
それからシロバナサクラタデが喜ぶ環境というのは
日光がしっかりと当たっていて、
しかも保水性が高い土壌です。
ただ、真夏の強い炎天下だと葉焼けを起こすこともあります。
そんな場合には半分くらい陽が当たらないような工夫をしてください。
専門用語としては半日陰くらいが良いでしょう。
それから鉢植えの場合には
おすすめは4号以上ですね。
あと当たり前かもしれませんが
シロバナサクラタデは湿性植物なので水分は必要です。
湿性植物が好む土を選んでください。
赤玉土で構わないでしょう。
もちろん田んぼの土なんて明らかにシロバナサクラタデの育成に向いています。
シロバナサクラタデの育て方|水やり
シロバナサクラタデは寒さに強いです。
豪雪地帯みたいな極寒な場所でないようなら、
外で冬を越すことも可能です。
ただ湿性植物なので水分だけは切らさないように注意してください。
具体的には常に土が湿っている状態を維持しましょう。
シロバナサクラタデの育て方|肥料
春から夏が終わる頃まで月に1回くらい緩効性の化成肥料を
土の中に入れてください。
ただシロバナサクラタデを有機質の土を使って育てている場合には
そこまで意識して肥料を与える必要はありません。
もし栄養不足で葉っぱが黄色くなってくるとか
花の数が明らかに少ないようなら緩効性肥料を加えれば良いでしょう。
シロバナサクラタデの育て方|増やし方
「シロバナサクラタデを増やしたい!」という場合には
種を利用するか、株分けをするかどちらかの方法になります。
時期としては極端に寒いか極端に暑い時期以外なら可能です。
シロバナサクラタデの育て方|気をつけるべき害虫
シロバナサクラタデは危険な害虫の影響を受けにくい湿性植物です。
そんなに心配いらないでしょう。
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