ベルガモットはシソ科に属する植物です。
シソ科の植物にはほかにフレンチラベンダーや
カラミンサ、ヤブムラサキなどがあります。
⇒フレンチラベンダー植え替えの時期は?
⇒カラミンサの増やし方
⇒ヤブムラサキの名前の由来3つの説とは?
ところでベルガモットってネイティブアメリカンに
古くから伝わる伝統的なハーブなんです。
ハーブですから、
いろんな使い方があるはず。
この記事ではベルガモットの葉の特徴や
使い方について解説します。
ベルガモットの葉の特徴:葉脈
まずベルガモットの葉っぱは葉脈があります。
葉脈というのは人間でいう血管と同じような存在です。
たとえば別の記事で解説したハマボウの葉脈ですが、
以下の赤線部分がハマボウの葉脈です。
元の画像がこちらです。
こんな感じで葉っぱに存在する線の部分が葉脈です。
で、ベルガモットの葉脈は以下の赤線部分です。
元の画像と見比べてみてください。
葉脈には
・網状脈
・平行脈
があります。
網状脈はさらに
・羽状脈
・三行脈
・掌状脈
と分かれるのですが
ベルガモットは羽状脈です。
羽状脈(うじょうみゃく)とは
中央に主となる脈が1本あって
その主となる脈から左右に側脈が出ているタイプをいいます。
まさにベルガモットは羽状脈ですね。
ちなみにハマボウの葉脈は掌状脈です。
掌状脈とは4本以上の葉脈が
放射線状に出ているものをいいます。
こんな感じで植物によって葉脈は全く違うんですね。
葉脈の違いによって正確に植物を見分けることができます。
ベルガモットの葉の特徴:その他
まずベルガモットの葉っぱの色は緑色です。
葉っぱの形は先っぽが尖っていて全体的に見ると卵型をしています。
それからベルガモットには鋸歯があります。
葉の縁にあるギザギザを鋸歯(きょし)といいます。
画像でいうとこちらの赤い線部分が鋸歯になっている部分です。
ちなみにハマボウの鋸歯はこちらです。
それからベルガモットの葉のつき方は対生です。
対生とは樹木の茎のふしに2枚の葉が向かい合って
ついていることをいいます。
アサノハカエデの葉も対生ですがトチノキの葉も対生です。
⇒トチノキの葉の特徴は?
⇒アサノハカエデの樹木としての特徴は?
ベルガモットの葉が対生になっているところは
以下の赤い線で確認してください。
あとベルガモットの葉っぱの長さは
約15cmです。
ベルガモットの葉の使い方
ベルガモットの葉っぱの匂いはレモンみたいな感じです。
特に新鮮な葉っぱの方が香りが強いのでおすすめできます。
また葉っぱはハーブとして利用され、
芳香性健胃薬、駆風薬とされていました。
駆風薬とは胃腸たまったガスを
出させようとするお薬のことです。
要するにベルガモットの葉っぱは胃腸の調子を
よくしてくれると考えられているんですね。
あとベルガモットの葉っぱは
サラダとしてモリモリ食べたり
ハーブティーとして楽しむこともできます。
食べる以外にもベルガモットの葉っぱを乾燥させると
ドライフラワーやポプリの素材としても利用可能です。
以上でベルガモットの葉っぱについての解説を終わります。