彼岸花の見た目って不気味じゃないですか?
たとえばハナニラと彼岸花を比べたら
個人的には彼岸花の方が不気味な見た目をしていると思います。
そんなこともあってか
彼岸花って不吉とか怖いとか不気味みたいなイメージを持っている方が多いです。
でも海外では『美しい花』として人気があるようです。
日本人と海外の人とでは美的な感覚が違うのでしょうね。
文化が違うので仕方がない事だと思います。
ここで日本と海外では文化が違うって書きましたが、
日本では彼岸花についての言い伝えがたくさんあります。
そこで今回の記事では彼岸花に関してどんな言い伝えがあるのか?まとめてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
彼岸花の言い伝え
まず彼岸花には『彼岸花を食べると彼岸に行く』という言い伝えがあります。彼岸花という名前の由来にもなっています。
ここで『彼岸』とは『向こう側の岸』のことなので『死後の世界』を意味します。
彼岸=死後の世界
彼岸花って別の記事で書いていますが、毒があって
食べると命を落とす危険性もあるから、
『彼岸花を食べると彼岸に行く』という言い伝えがあるのだと思います。
ただ、言い伝えってよりも事実な気がしないでもないですが・・・。
はありますよ。
・彼岸花を触ると病気になる
・彼岸花を切ると火事になる
・彼岸花を触るとやけどする
・彼岸花を家に持ち込むとその家が火事になる
というのがあります。
本当、彼岸花にはろくな言い伝えがないですね。
ただ、彼岸花を触ったら病気になるとか
彼岸花を切ったら火事になるっていうのは
それだけ彼岸花が持っている毒が強力だってことです。
それくらい彼岸花に対する恐怖を植え付けておけば
子供が口に入れるどころか触ることもしないだろうってことだと思います。
一回聞いたら記憶に残りそうなくらい強烈な言い伝えです。
そういった意味で彼岸花の言い伝えは聞こえは悪いですけど、
子供のため、家族のために考えられたのかもしれませんね。
他にも彼岸花に関する言い伝えはあります。
・もともとは白い花だったのが平家の血で染まった
があります。
彼岸花って赤い色のイメージがあるかもしれません。
でも白い彼岸花だって存在します。
しかも白い彼岸花は赤い彼岸花と黄色い彼岸花を利用してできたものです。
だから白い彼岸花が平家の血で赤い彼岸花になったのではありません。
むしろ逆で赤い彼岸花を利用して白い彼岸花ができているわけです。
だからあくまで言い伝えレベルであって
これも彼岸花に対する恐怖を植え付けようとしているのかもしれませんね。
・亡くなった人が花になって現れるから彼岸花を折って持って帰るな
・彼岸花を持ち帰ると母親が死ぬ
・彼岸花を摘むと手が腐る
・彼岸花を触ると病気になる
・彼岸花を切ると亡くなった人が現れる
などがあります。
彼岸花に関する言い伝えまとめ
どれもネガティブで怖い言い伝えばかりですね。
どの言い伝えもネガティブなのは
とにかく彼岸花には毒があるから
持ち帰ったらダメだよっていう意味だと思います。
ただ、単純に「彼岸花を食べたらだめよ」とか「彼岸花を持ち帰ったらダメよ」
っていっても子供は言うことを聞かないと思います。
「お母さん、なんで彼岸花を持って帰ったらダメなの?」
みたいになるでしょう。
そしたら「毒があるからよ」ってお母さんは言うかもしれません。
でも、そしたら子供はおそらく「どんな毒なの?お母さん食べたことあるの?」
みたいな口答えをされそうです。
だったら最初から「彼岸花を摘むと手が腐るよ」みたいな言い方を子供にすれば
子供は怖がって彼岸花を触らなくなるので、
ここまで解説してきたような言い伝えが残っているのではないでしょうか。
あと『彼岸花を切ると火事になる』みたいな言い伝えは
彼岸花は上記画像のように赤い花がどんどん増えていきます。
そんな姿が火事みたいに燃えさかっているように見えますから
お母さんが子供に彼岸花を触らせない目的で行ったのが始まりなのかもしれませんね。
とにかく子供が彼岸花を食べないようにしていたのでしょう。
つまり彼岸花に毒があることを知らない、
あるいは知っていたとしても軽く考えている人が
中毒事故を起こさないための戒め目的で
言い伝えが今でも残っているのではないでしょうか。
単純に彼岸花は危ないから触っちゃだめよ!
みたいなことを言うと、逆に怖いもの見たさで
触ったり食べたりする人がいるかもしれません。
これってトイレの貼り紙で「トイレを汚すな」みたいに書かれていると
逆に汚したくなりません?
「いつもきれいに使って頂き、ありがとうございます」
みたいに書かれた方がこっちの心に寄り添ってくれていて
キレイにトイレを使ってくれる可能性が高くなるのと近いような気がします。
以上で彼岸花に関する言い伝えについての解説を終わります。