キシツツジの名前の由来をご存知ですか?
川が増水したら水がかかるような場所、
つまり、岸周辺で育つ植物であることから
キシツツジ(岸躑躅) と名付けられました。
キシ(岸)あたりで花が咲くツツジだからキシツツジということです。
つまり、キシツツジは湿った場所(湿地)が大好きな植物なのです。
キシツツジの花の特徴
このキシツツジの画像を撮影したのは2021年4月13日です。
一般的にキシツツジは4月から5月ころに花を咲かせます。
花径(花の大きさ)は5㎝程度です。
5㎝というのは個人的には大きな花だなと感じます。
たとえば、ちょっと名前の由来が残念なオオイヌノフグリの花径(花の大きさ)は約8㎜です。
キシツツジの花の大きさの約7分の1程度しかありません。
⇒オオイヌノフグリの花が咲く季節と花言葉とその由来
花径が5㎝に近い植物としてはスパラキシスの4㎝を挙げることができます。
⇒スパラキシスの花の特徴【画像付き】
それからキシツツジの花弁(花びらのこと)の一部に
濃い色の斑点を見つけることができますが、これは特徴的ですね。
あとキシツツジの花の色は赤色と紫色のものがあります。
次にキシツツジの雄しべの数は10本です。
・葯(やく)
・花糸
がありますが、雄しべの数を数えるなら葯で数えた方が正確ですよ。
ちなみに葯の場所や形が分からない方はこちらをご覧ください。
⇒雄しべの先端部分の名前は?役割は?
キシツツジの雄しべは10本ですが、モチツツジの雄しべは5本です。
これによりキシツツジとモチツツジを見分けることができます。
モチツツジの葯(雄しべ)はこちらの画像をご覧ください。
こちらがキシツツジです。
ここまでご覧になっていただけたら、
どこが葯(雄しべ)かわかりますね。
ここが葯ですね。
よーく数えると葯(雄しべ)が10本あります。
とにかく、雄しべの先端の葯で雄しべの数を数えるとわかりやすいですよ。
キシツツジの葉の特徴
キシツツジの葉っぱには毛が密生しています。
これは特徴的ですね。
ちなみに葉っぱに毛が生えている植物は他にもウメモドキなどがあります。
⇒ウメモドキの葉の特徴
以上でキシツツジの特徴についての解説を終わります。