上記画像は2021年4月下旬に撮影したマツバウンランです。
撮影場所は道端です。
こんな薄紫色のきれいな花を咲かせるマツバウンランが雑草と一緒に咲いていました。
マツバウンランはアメリカ生まれの植物で、
西日本を中心に道端などで生えています。
道端で咲いているからといって
マツバウンランはすごくきれいな花を咲かせる植物ですよ。
⇒マツバウンランの花の特徴
なので、『マツバウンラン』と検索したら
『マツバウンラン 雑草』みたいなキーワードが出てきたりします。
これって失礼じゃないでしょうか?
別の植物でも同じような検索をされていたりしますが、
本当にマツバウンランは雑草なのでしょうか?
⇒ハナニラは雑草扱いで大丈夫?
この記事ではマツバウンランは本当に雑草の仲間なのか、
雑草の定義をお示ししながら解説したいと思います。
マツバウンランは雑草か?
あなたは『雑草』と聞いて何を想像しますか?
「雑草のように強く生きる」という表現がありますし、
「雑草みたいなやつ」みたいな感じの表現もあります。
雑草と聞いて感じるのは、
しぶといやつ、とか花というより草メインといった印象を持っている方が多いのではないでしょうか?
マツバウンランが雑草かどうか判断するために、
まずは雑草の定義を知っておきましょう。
まず雑草の定義を確認しておきましょう。
wikipediaによると
雑草(ざっそう)とは、
人間の生活範囲に人間の意図にかかわらず自然に繁殖する植物のことである。転じて、重視されないがたくましい存在、悪く言えばしぶとい存在として、比喩に用いられる。
引用元:wikipedia
となっています。
つまり、雑草とは人為的に肥料をあたえたり、枯れないように場所を移動してあげたり
水をあたえたりしなくても自然にどんどん増えていくような植物の事です。
ですから雑草というのは薬草みたいに有用な植物であっても
きれいな花を咲かせたとしても、
その植物が放っておいてもどんどん増えていくのなら
その植物は立派な雑草です。
ここでマツバウンランの繁殖力をみていきましょう。
マツバウンランが日本で初めて発見されたのは戦前です。
具体的には1941年で京都で発見されたそうです。
この記事を書いているのは2021年ですから、いまからちょうど80年前に
マツバウンランは日本で見つかったわけです。
ある意味、マツバウンランが日本にやってきて80周年記念イベントを
やった方がよいくらいきれいな花な気がします。
まぁ、その辺は置いておきましょう。
80年前に京都で見つかったマツバウンランですが、
別にみんなが必死になって枯れないように全滅しないように
努力したわけではありません。
放っておいてもどんどん増えていったそうです。
で、別の記事で書きましたがマツバウンランは下から上に向かってどんどん花を咲かせます。
⇒マツバウンランの花の特徴
そしてたくさん咲いた花は数週間という短い期間で種ができ、
こぼれて、増えていきます。
ハツカネズミみたいです。
ハツカネズミというくらいですから、妊娠して約3週間で出産するわけですね。
だからネズミはどんどん増えていくわけです。
これと同様、マツバウンランはどんどん下から上に向かって花が咲くため
たくさん種ができ、どんどん増えていくわけです。
ですから繁殖力が強いといえるでしょう。
しかも、マツバウンランは道端に咲いている花であって
管理人の助けを必要としません。
放っておいてもどんどん増えていきます。
だから逆にマツバウンランを駆除しようと思っても
そう簡単にできることではありません。
マツバウンラン本体を根っこから引っこ抜いても
花が咲いていたのなら、
種が周りに飛び散っている可能性があります。
それくらいの繁殖力だということです。
ということはwikipediaでいうところの雑草の定義に合致します。
よって、マツバウンランは雑草といえるでしょう。
もし増えすぎたマツバウンランを駆除したいと思ったら
こちらの除草剤を使いましょう。
⇒除草剤 シバニードグリーン粒剤 700g
最後にまとめますとマツバウンランは雑草の定義に当てはまるので
雑草だといえます。
ただキレイな花を咲かせるので
個人的には駆除する必要はないと思います。
続いてマツバウンランの花言葉をご紹介します。
マツバウンランは薄紫色の花を咲かせますが、
同じ紫色の花を咲かせるムスカリの花言葉はネガティブなものも含まれます。
⇒ムスカリの花言葉は?青紫色のイメージが日本と海外で違います
ではマツバウンランはどうなのでしょうか?
⇒マツバウンランの花言葉と由来