ナガミヒナゲシってこちらの画像のようにハナビシソウの花と色といい形といいすごく似ていますね。
⇒ハナビシソウの花の特徴
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それもそのはずナガミヒナゲシもハナビシソウもどちらも同じケシ科の植物だからです。
ナガミヒナゲシもハナビシソウも同じケシ科の植物ですが、
ハナビシソウを検索しても『駆除』みたいなキーワードは出ませんが
ナガミヒナゲシを検索すると『駆除』というキーワードが出てきます。
それくらい多くの方がナガミヒナゲシを駆除したいし
どうやって駆除したら良いのか悩んでいるのでしょう。
そこでこの記事ではなぜナガミヒナゲシを駆除しなければならないのか
解説した後、どうやって駆除したら良いのか解説したいと思います。
ナガミヒナゲシを駆除すべき理由|アレロパシー活性とは?
まずナガミヒナゲシを駆除しなければならない理由の1つに
アレロパシー活性があります。
ナガミヒナゲシにはアレロパシー活性があります。
アレロパシーとは自分が存在する(ここではナガミヒナゲシ)の周りの
植物が成長するのを邪魔したり
特定のバクテリアなどを自分のところに引き寄せたり
遠ざけたりする作用のことを言います。
つまりアレロパシーはドラえもんで言うところのジャイアンみたいなことです。
「俺のものは俺のものお前のものは俺のもの」みたいな感じです。
わがままなのがアレロパシーという理解でOKです。
またアレロパシーはジャイアンみたいなものなので
ジャイアンがいる周辺はみんな逃げるから人はいなくなりますね。
これと同様、アレロパシー活性のあるナガミヒナゲシの周りに別の植物がいなくなります。
こちらの画像をご覧ください。
ナガミヒナゲシの周りにまともに成長している植物がありませんね。
これはアレロパシー活性の影響です。
具体的にはナガミヒナゲシはアレロパシー活性のある物質を出すことで
上記のような効果を得ているわけです。
第三者目線でナガミヒナゲシを見ると、
すごく迷惑な奴(植物)ですね。
電車の車内で言ったら酔っ払いが幅を利かせているような状態でしょうか。
そんな感じでアレロパシー活性の影響で自分だけどんどん増えていくナガミヒナゲシですは、
おかげさまで農地や花壇にまでどんどん侵入していっています。
そして他の植物が増えなくなってしまいます。
そんなこともあって
ナガミヒナゲシは「在来植物の生育に影響を与える可能性がある」
と多くの自治体で注意を促しているという状況です。
こんな感じでナガミヒナゲシが自分だけどんどん増えていこうとすることから
駆除の対象として扱われるようになってきているんですね。
ナガミヒナゲシを駆除すべき理由|種
上記画像で果実を指しているところは
ナガミヒナゲシの果実です。
形はなんだか神秘的な雰囲気を醸し出していますが、
この果実の中に種が2000個近く入っているんです。
種の大きさは1㎜足らずしかありません。
だから果実の中に小麦粉みたいなたくさんの種がいっぱい詰まっている状態なんです。
そして機が熟してこぼれたナガミヒナゲシの種は
風雨によって移動したりしますし、
子供が遊んでいるときに靴の裏にくっついたりして移動しますし
バイクや車のタイヤにくっついて移動したりして
いろんな場所にひろがっていきます。
これって単純に自宅でナガミヒナゲシを育てたいなら
種を持って帰れば簡単に増やすことができます。
でも、繁殖力がものすごいので
「やっぱいらないや」となっても
どうすることもできないくらい増える可能性もあります。
また、先ほどいったようにアレロパシー活性の影響で
ナガミヒナゲシは増えますが、他の植物は増えなくなるかもしれません。
そうなったら、
あなたが思い描いていた庭でなくなる可能性もあります。
そんなことからも、ナガミヒナゲシを駆除しないといけないという
考え方に至るわけです。
ではどうやってナガミヒナゲシを駆除したらよいのでしょうか?
ナガミヒナゲシを駆除する方法
ナガミヒナゲシを駆除するなら
根っこから枯らすタイプの除草剤をおすすめします。
ただ自宅にワンちゃんを飼っている飼い主さんは気を付けてくださいね。
地面を何らかの形でワンちゃんがなめてしまうと中毒を起こす危険性もあります。
ここではワンちゃんや人間の子供なんかが
除草剤を付近で遊ばない前提で解説をすすめていきます。
ナガミヒナゲシを駆除するのにおすすめの除草剤はラウンドアップです。
ラウンドアップはグリホサート系の除草剤で
ナガミヒナゲシを根っこから枯らしていきます。
ある意味、根本から駆除していく方法となります。
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ただラウンドアップは値段が高いので最近では
ジェネリック農薬のサンフーロンでナガミヒナゲシを駆除する方が増えてきています。
サンフーロンならお手頃価格で購入できますよ。
サンフーロンを購入したら100倍希釈(水99mlに対してサンフーロン1ml)して
ナガミヒナゲシの葉っぱや茎にかけてください。
というのはサンフーロンをナガミヒナゲシにかけると、
葉っぱから薬液が吸収されていき
根っこまで行き渡るからです。
ただそれでも人間のお子さんやワンちゃんがいるようなら
細心の注意を払ってください。
もちろん、家庭菜園をしている場合にも
あなたの大切な野菜などにサンフーロンがかかったりしないように注意してください。
この辺はサンフーロンの説明書を十分に読んで理解したうえで
使用するようにお願いします。