ムラサキカタバミみたいな雑草って
一度でも庭に生えてしまうと
駆除するのって相当難しいです。
増やしたい植物を押しのけてでも
増えていってしまいます。
⇒ハナニラは雑草扱いで大丈夫?
⇒マツバウンランは雑草?薄紫色のきれいな花を咲かせるのに失礼では?
⇒ムラサキカタバミを駆除する方法3選
そこでなんとかして雑草を駆除しようと思ったときに
『灯油』で駆除する方法があったりします。
といいますか、この記事をご覧のあなたは
「『灯油』で駆除できるのかな?」
って思って閲覧していることと思います。
一般論で言うと
雑草を駆除するって言ったら
除草剤を使うのが一般的ですよね。
除草剤という市販で買えるものがありながら
あえて部屋を暖める時に使うような『灯油』で
雑草を駆除しようなんてちょっとぶっ飛んだ考え方かもしれません。
とはいえこの記事では
除草剤でなく『灯油』で雑草を駆除できるのかなについて解説します。
なぜ灯油で雑草は枯れるの?
灯油を雑草にかけると、2、3日で実際に枯れます。
しかも灯油をバケツでバシャーッとぶっかけた場合、
周囲に飛んだ灯油の飛沫によって
そのかかった部分だけ枯れることさえあるくらいです。
そう言った意味では灯油は雑草を駆除するのに有効な手段と言えるでしょう。
しかも除草剤でも強力な場合、
あなたが愛犬を飼っている場合、
愛犬が除草剤を舐めてしまって命に関わることだってあります。
ちなみにこの私は獣医師なので
そう言ったケースをよく目にします。
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これに対して灯油なら揮発性が高いので
時間が経ったら気体になって消えていきます。
ではどうして灯油を雑草にかけると
枯れてしまうのでしょう?
灯油を雑草にかけると
当然、土にも入ります。
土に入った灯油は雑草の根っこからも吸収されるようです。
灯油は人間だって飲んだら危険な物質です。
また揮発性が高い物質でもあります。
室温で空気に変わりやすいってことです。
なので根っこから吸収された灯油が雑草自体に害を与えます。
また揮発性の高さから雑草に含まれた水分とともに蒸発させてしまいます。
結果、雑草を枯らすようです。
雑草を枯らすのに灯油を使わない方がよい理由とは?
ここまでの解説を読むと
「どう考えても灯油で雑草を駆除するっていいことじゃん!」
って思ったかもしれません。
でも個人的には灯油を
雑草を枯らす目的で利用するべきでないよ考えます。
例えばあなたが灯油を雑草に撒いている姿を近所の人が見たら・・・
近所の人は「この人、何やってるの?
火事になったらどうするの?」
って不安になるでしょう。
実際、灯油に火がついたら大火事になります。
そうなったら人の命が失われるかもしれません。
そうならなくても近所の家が燃えるかもしれません。
あなたは「私が火をつけるわけないでしょ!」
って思うかもしれません。
確かにあなたが火をつけないかもしれません。
でも他人が火をつけるかもしれないですよね。
火をつけた他人が悪いかもしれないですけど、
原因を作ったのは灯油を撒いたあなたです。
もし灯油を撒いて雑草を駆除しても
何の問題も起こらないかもしれません。
でも近所の人が見ていたら悪い噂がたつかもしれません。
役所に苦情を言われ、
役所から注意されるかもしれません。
そこまでいかなくても
灯油を撒いたら雑草が当分生えなくなるくらい
土壌の状態が悪くなるわけです。
環境汚染の原因になってしまいます。
今は環境を少しでも良くしていこうという時代なのに
環境汚染をしてしまうのはいかがなものかと
言われてしまうかもしれません。
ということです結論として
灯油は雑草駆除に有効かもしれないけど、
環境汚染の原因になるし
火事の危険や近所の方が不安になるかもしれないので、
普通に除草剤で対処しましょうというお話でした。
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