マツバウンランはウンラン(別名キンギョソウ)と花の形がすごく似ています。
そんなこともあってマツバウンランの後ろの文字が
『ウンラン』となっています。
マツバウンランとウンランの花の画像をご覧になって
どう感じますか?めちゃくちゃ似ていませんか?
私は個人的にものすごく似ていると思います。
そんなことからマツバウンランの名前に『ウンラン』の文字が採用されたそうです。
またマツバウンランの葉っぱは
松の葉のような形をしているから、『マツバ』という頭文字がつきました。
マツバウンランは単独というより、群れた感じで
一斉に薄紫色の花を咲かせるので、
道端で咲く、雑草のような植物なのに、見ているとすごく癒されます。
今回の記事ではマツバウンランの花の特徴についてわかりやすく解説していきます。
マツバウンランの花(画像付きで解説)
上記マツバウンランの花が咲いている画像を撮影したのは2021年4月20日です。
つまり、マツバウンランの花が咲く時期は4月下旬ころです。
一般的には4月~5月ころにかけてマツバウンランは花を咲かせます。
またマツバウランの場合、
下の方から上に向かって順に花が咲いていくのが特徴的です。
それから花の色は薄紫色です。
花の形は唇のような感じです。
それから花のつき方ですが、『総状花序』です。
総状花序というのは長い一本の花軸(花だけを付ける茎や枝のこと)に
たくさんの花が咲く咲き方のことです。
文章だけだとわかりにくいので
私が撮影した花の画像をお見せしていきますね。
たとえばヒイラギナンテンの花のつきかたもマツバウンランと同じく総状花序です。
⇒ヒイラギナンテンの花の画像と特徴
それからシャシャンボも総状花序です。
⇒シャシャンボの花画像と特徴
ルピナスも総状花序です。
⇒ルピナスの花言葉と由来に怖い意味は含まれている?
それからマツバウンランの花冠は上と下に深く2つに裂けるような形をしています。
ちなみに花弁と花冠の違いや意味が良くわからないという方は
こちらの記事をご覧ください。
⇒花冠と花弁の違いについて画像を使ってわかりやすく解説
それから花径(開花したときの花の大きさ)は約1㎝です。
かなり小さいです。
上記画像はかなりドアップで撮影しているので大きいように見えますが
実際はかなり小さいです。
ちなみに濃くはありますが、同じ紫色の花を咲かせるシラーペルビアナの花径は約2㎝と
マツバウンランの花径より2倍大きいです。
⇒シラーペルビアナの花言葉と由来
マツバウンランと同じように4月ころに道端で良く咲いているミチバタナデシコの
花径は1㎝です。
マツバウンランの花径とミチバタナデシコの花径は同じですね。
⇒ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】
でも実際に撮影した私の感想としてはミチバタナデシコの方が
花径は小さいように感じました。
話を元に戻します。
マツバウンランの雄しべは4本(そのうち2本は長めです)で雌しべは1本という特徴があります。
続いてマツバウンランは雑草じゃないのか?と
検索する方が多いため、記事にしてみました。
⇒マツバウンランは雑草?薄紫色のきれいな花を咲かせるのに失礼では?