ムスカリは、草丈が15㎝くらいの小さな植物で、春になるとブドウの実のような花を咲かせます。
ムスカリは、球根植物なので球根を植えれば手をかけなくても
自然に増えて毎年、花を楽しむことが出来ます。
ひとつひとつは小さな花ですが、
壺状の花を鈴なりに咲かせたムスカリが群生して咲く姿は、とても美しいです。
ムスカリは、ガーデニングにや寄せ植えにしても楽しめ、
育てやすい球根植物ですが、上手に育てるためにはいくつかのポイントがあります。
そこで今回は、
ムスカリの育て方のポイントをご紹介します。
ムスカリの花が咲き終わったら何をする?
まずは、ムスカリの開花時期である3~5月中旬が過ぎて
花が咲き終わった後の、花後の管理が大切です。
花が咲き終わったら
・花を摘む
・球根を掘り出す
のどちらかの作業をしましょう。
花後の管理をしっかりすると
次の年もきれいなムスカリの花がたくさん咲きます。
・花を摘む方法
花が咲き終わったら、
花を摘み取り、茎を株元から10cmくらいのことろで切り落とします。
花が咲き終わってそのままにしておくと、タネに栄養が奪われてしまいます。
鉢植えのムスカリの場合は、土をよく乾燥させて
球根は植えたままで直射日光や雨にあたらない屋根のある涼しい場所に置いておきます。
・球根を掘り出す方法
ムスカリは球根植物です。
球根植物で大切なことは、「葉っぱが枯れる前に切らない」と言うことです。
球根植物は、花期が終わると葉を茂らせます。
その葉で光合成をおこない栄養分を体内に蓄えます。
その栄養で新しい球根が成長したら、葉は自然に枯れていきます。
6月ごろから葉が黄色から茶色になり自然に枯れれば、軽く上に引っ張れば球根を簡単に抜くことが出来ます。
球根を掘り出した後、球根の横にに小さな球根がついているときは、小さな球根は取り除いてください。
小さな球根を残しておくと、養分が分散してしまい大きな球根に十分に養分が行きわたりません。
小さな球根を取ったら、雨などが当たらない屋根のある風通しの良い場所で十分に乾燥させてください。
乾燥させた球根は、10月~11月ごろに植え付けます。
しかし、10月の初めごろに植えてしまうと、
葉が長く成長しすぎて、花が咲くころには見栄えが悪くなります。
少し遅めの11月初めごろに植え付けた方が、葉も短めで花も小振りにコンパクトに咲きます。
ムスカリは、寒さに強く丈夫な植物なので、
球根は日当たりと水はけの良い場所に植えれば、2.3年なら植えっぱなしでも花を咲かせてくれます。
そのため、ガーデニング初心者にもおすすめの植物です。