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ピンク色のシロツメクサの正体




先日、愛犬と一緒に河原で散歩しました。

5月下旬の話なので
いっぱい花が咲いていて、愛犬も楽しそうにしていました。

いろんな花がいっぱい咲いている中でも
5月下旬はシロツメクサの花がすごく目立ちます。

シロツメクサは漢字で書くと白詰草です。
つまり白い花を咲かせます。
ではどうして白詰草と詰めるという漢字を書くのか?
に関してはこちらの記事で解説しています。
シロツメクサの5つの特徴

で、ここからが本題になるのですが、上の画像のように
同じシロツメクサの中でもたまにピンク色の花が咲いているものが
混ざっていたりします


白い花を咲かせるシロツメクサがたくさん存在する場所なので
遠目で見るとピンク色のタイプはそんなに目立ちません。

でも近づいてみるとどう見てもピンク色にしか見えないですね。
形や大きさ、葉っぱの形までどう見てもシロツメクサです。

ではピンク色の花を咲かせるタイプも
白詰草なのでしょうか?

くどいようですが、
シロツメクサは漢字で書くと白詰草ですからね。
白い花を咲かせるのが普通なわけです。


でも10株白い花を咲かせるシロツメクサを見かけたら
そのうちの1株程度はピンク色をしています。

ちなみにいくらピンク色が薄い紫色に似ているからといって
ムラサキツメクサではありません。
ピンク色のタイプはムラサキツメクサほど濃い色をしていません。

ではピンク色の花を咲かせるタイプって何なのでしょう?

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シロツメクサのピンク色バージョンの名前はモモイロシロツメクサ

ド典型の白い花を咲かせるシロツメクサとソックリだけど
ピンク色を咲かせるタイプをモモイロシロツメクサといいます。
漢字で書くと桃色白詰草です。
つまりシロツメクサのピンク色(桃色)バージョンってことですね。
モモイロシロツメクサはシロツメクサの兄弟(一種)に当たります。

なので花の色がピンク色(桃色)以外に
シロツメクサと違う点はほぼほぼありません。
単純にモモイロシロツメクサはシロツメクサの白い花がピンク色になったってだけです。
そういう品種だってことです。

ちなみにモモイロシロツメクサは別名モモイロツメクサ(桃色詰草)
ということもあるようです。

ただシンプルにシロツメクサの花の色がピンク色という品種なだけなので
どちらかというとモモイロツメクサよりも
モモイロシロツメクサという名前の方がしっくりくる気がしますけどね。

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モモイロシロツメクサとムラサキツメクサは違う

モモイロシロツメクサとムラサキツメクサって
どっちもピンク色の近い色をしているのですごく似ていますね。
どちらかというとモモイロシロツメクサはシロツメクサよりも
ムラサキツメクサの方が似ているんじゃないかと思ってしまいます。

ただムラサキツメクサの別名はシロバナアカツメクサといいます。
そうなんです。
ムラサキツメクサはアカツメクサの仲間。
で、モモイロシロツメクサはシロツメクサの仲間。
なのでモモイロシロツメクサとムラサキツメクサは似ているようで違います。

アカツメクサ(ムラサキツメクサ)は花の直下に葉っぱがついているのが特徴です。


でもシロツメクサは花の直下に葉っぱがありません。
これがムラサキツメクサ(アカツメクサ)と
モモイロシロツメクサ(シロツメクサ)の大きな違いです。
これだけでも明らかに両者は別物だとわかりますね。

また花の形も違います。
アカツメクサ(ムラサキツメクサ)の花は大きめで
モコモコしています。

これに対してシロツメクサは
ムラサキツメクサと比べて花は小さめで
そんなにモコモコしていません。

以上の違いからも
ムラサキツメクサ(アカツメクサ)とモモイロシロツメクサ(シロツメクサの仲間)は
見分けがつくと思います。

以上で解説を終わります。



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