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酵素の活性部位とはどういうこと?わかりやすく解説




前回の記事では酵素の基質特異性について解説しました。
基質特異性とは?酵素と触媒の違いも含めてわかりやすく解説

酵素はタンパク質でできているから基質特異性が起こるのでしたね。
だから他の化学物質みたいな二酸化マンガンだと基質特異性はありません。

今回の記事では酵素の基質特異性の話を前提として
酵素の活性部位についてわかりやすく解説していきます。

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酵素の活性部位

以下の図をご覧ください。

酵素と基質が複合体を作って作用した結果、
化学変化が起こりました。

ただ、上の図の水色の部分をよく見てください。
どこで結合していますか?
水色の部分の限定された場所ですね。

だからある特定の部分で結合しているということです。
このことから、『反応は酵素全体で起きているのではなくて、
限定された部分で行われている』ということです。

もし、酵素のどの部位でも反応するのであれば、上記図のような可能性もあるでしょう。
でも、これだったら特異性があるとはいえませんね。意味がありません。

だから酵素全体ではなく、限定された部分で反応が起こります。
この限定された部分を『活性部位』と特別な名前でよんでいるのです。
活性部位は書籍によっては活性中心と書いてあることもあります。

とにかく酵素には活性部位があるというのが特徴の一つになっています。

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酵素の活性部位

酵素の活性部位を深く理解するためには
以下のような図でないと説明しきれません。

上記図のように酵素と基質が結合し、
複合体(図の下の部分)ができるわけですね。

で、たとえば上の部分で作用し、下の部分はキャッチするだけです。
で、作用する部分は1か所でキャッチする部分は2か所あります。
つまり合計3か所が一致しないと基質ではありません。

そう考えるとかなり基質特異性というのは厳密だということです。
2か所がキャッチするだけで、1か所が捕まえた後に作用するだけです。
キャッチする部分を結合部分といって、作用する部分を狭義の活性部位といいます。

そして今回した解説全体を広義の活性部位(活性中心)といいます。
以上で酵素の活性部位についての解説を終わります。

続いて酵素の特徴の1つ補因子について解説します。
酵素の特徴『補因子』とは?わかりやすく解説



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