・ネジリの巻く向きが左巻きのもの
・ネジリの巻く向きが右巻きのもの
が存在します。
しかも同じ場所に咲いているのに
片方は左巻きでもう片方は右巻きってこともあります。。
どうしてネジバナにはネジリの巻く向きが左巻きのものと右巻き
のものが存在するのでしょう?
ネジバナに右巻きと左巻きが存在する理由
どんな植物もネジバナみたいに右巻きか左巻きか決まってないの?
ネジバナのネジリの巻く向きってどうして決まってないのでしょう?
このように書くと「そんなの普通でしょ!?
だって人間のつむじだって左巻きと右巻きが存在するじゃない!」
ってツッコミが帰ってきそうです。
ですが、たとえばアサガオ。
アサガオのつるは左巻きで蕾は右巻きって決まっているんです。
またカナムグラは左巻きと決まっているようです。
あくまで仮説レベルですが、
アサガオやカナムグラは長い歴史の中で
巻く向きまで遺伝子の中に刻み込んできたのでしょう。
これに対してネジバナは左巻きのものもあれば右巻きのものもあるのです。
不思議じゃないですか?
しかもネジバナの場合、左巻き、右巻き以外にも
まったく巻かないものもありますし
途中まで巻いてないけど、そこから先は巻きだすタイプも存在します。
ちなみにですが、上記画像をご覧ください。
ネジバナで左巻きか右巻きか?って画像を見てわかりますか?
一応言われているのは私たちが『見ている側』の花が左に咲き進むか
右に咲き進むか?で左巻きか右巻きか判断するようです。
『見ている側』の花が左に咲き進めば左巻き、
右に咲き進めば右巻きです。
ネジバナにはどうして右巻き左巻きがあるの?
ではどうしてネジバナには右巻きのものもあれば
左巻きのものもあるのでしょう?
まずネジバナって細いですよね。
そんな細いところに比較的に重い花ができるわけです。
もし片側だけ花が咲くと度王考えても倒れてしまいます。
そこで巻きながら花が咲くように進化していったのではないか?
といわれています。
左側にも右側にも花が咲けば
うまくバランスがとれます。
その結果、倒れなくて済むわけです。
光合成の記事で書いたことがありますが、
植物って太陽の光の争奪戦です。
少しでも高い位置まで成長することで
沢山の植物ができている場所でとより優位に
太陽の光を浴びて光合成できます。
だから倒れるわけにはいかないのです。
そんなこともあってネジバナ全体が細いなら
左や右にバランスよく花を咲かせた方が
より高い位置まで成長することができ、
光合成を確実にすることができるわけですね。
これだけの理由なら
別に左巻きであろうが右巻きであろうが
正直どっちでもよいわけですね。
またアサガオみたいに遺伝子の中に左巻きか右巻きか
刻み込まれていないのでしょう。
あとは風の影響とか太陽の向きとか
いろんな事情によってネジバナが左巻きになるか右巻きになるか
決まってくるのかもしれませんね。
以上、参考になったようでしたら幸いです。