キャベツ畑にモンシロチョウ、柑橘類の木にアゲハチョウなど
蝶の幼虫は、食べる植物が決まっていて成虫はその植物に産卵します。
その中でジャコウアゲハは、ウマノスズクサにしか卵を産みません。
そのため、ジャコウアゲハの幼虫はウマノスズクサだけを食べて成長します。
ウマノスズクサとジャコウアゲハの関係
ウマノスズクサは、ウマノスズクサ科ウマノスズクサ属の多年生つる植物です。
ウマノスズクサは、葉の形が馬の顔の形に似ていて
また花の部分が馬の首にかける鈴に似ていることから名前が
つけられたと言われています。
ウマノスズクサは、アリストロキア酸という毒を持つ植物です。
ジャコウアゲハの幼虫は、ウマノスズクサを食べることで
毒を体内に蓄積します。
この毒は蝶になっても体内に残っているため
ジャコウアゲハを食べた天敵は、中毒を起こし吐き出してしまいます。
一度ジャコウアゲハを食べて中毒を起こした天敵は
ジャコウアゲハを食べることはありません。
そのため、鳥などの天敵から身を守ることができます。
ジャコウアゲハは、ウマノスズクサの毒に守らがら
春から夏にかけて黒褐色のきれいなアゲハチョウになります。
ジャコウアゲハは、兵庫県姫路市の市蝶にもなっています。
姫路市手柄山植物園には、ジャコウアゲハが好むウマノスズクサが
あり春に訪れると、幼虫やさなぎがたくさん見られます。
通路には、「ジャコウアゲハの幼虫が歩いています。踏まないでね」の
張り紙も張られています。
ジャコウアゲハの幼虫がいる気がウマノスズクサということになりますね。
こちらも参考に! ⇒ジャーマンカモミールの使い方は?
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