上記画像は兵庫県加古川市にあるショッピングモールの一角で発見したデュランタ宝塚です。
デュランタ宝塚という名前は、宝塚市にあるマンションの名前っぽいですね。
たとえば、デュランタ大久保なら、東京都大久保にあるマンション名っぽく感じませんか?
どうしてそんなマンションでよくありそうな名前に
なってしまったのでしょうか?
今回の記事ではデュランタ宝塚の名前の由来をご紹介したいと思います。
デュランタ宝塚の由来
デュランタ宝塚は前回の記事でも解説しましたが、
短日植物の一種です。
⇒デュランタ宝塚の花言葉を筆者撮影の画像とともにご紹介
⇒長日植物・短日植物の覚え方
短日植物ということはほぼほぼ間違いなくあったかい地域で育つ植物です。
なぜか?についてはこちらの記事で解説しています。
⇒限界暗期とは?わかりやすく解説
実際、デュランタ宝塚は熱帯植物といって
あったかい地域で育ちます。
ところでデュランタ宝塚は『デュランタ』という植物の一種です。
たとえば田中洋平さんって方がいたら、
デュランタが田中で、洋平が宝塚みたいな話です。
デュランタは16世紀に生きていた、
『デュランテス』というローマ法王の病気を診ていたお医者さんの名前が由来だそうです。
「なんでお医者さんの名前が植物名になるんだよ!」
と思った方もいるかもしれません。
デュランテスさんはお医者さんでしたが、
同時に植物学者さんでもあったのです。
二足の草鞋ってことですね。
植物学者でもあったので『デュランタ』という植物名の由来になっても
おかしくありません。
次にデュランタ宝塚の『宝塚』の由来ですが。
そもそもデュランタは明治時代に日本に入ってきたのですが、
そのころは花というより葉っぱを楽しむ植物だったようです。
ですが、上記画像を見るとわかるようにデュランタ宝塚の花はすごくきれいです。
同じ紫色の花にツルニチニチソウがありますが、
ツルニチニチソウよりも魅力的な花だと感じます。
⇒ツルニチニチソウを植えてはいけない理由
何がいいたいか?というと、葉っぱを楽しむデュランタだったわけですが、
もっと魅力的な花に改良しようということでできたのがデュランタ宝塚という品種なのです。
しかも、デュランタ宝塚は深い紫色の花ですが、辺縁(端っこ)は白色です。
白い縁取りだということです。
そんな姿が宝塚で有名なタカラジェンヌが正装したはかま姿に似ていることから
デュランタ宝塚という名前になったそうですよ。
ところで、デュランタ宝塚に近寄って匂いを嗅いで見たのですが、
甘いシロップをかけたホットケーキのような、
いい香りがしました。
ちなみにデュランタって和名はタイワンレンギョウといわれています。
そもそもデュランタの原産地は南米なのに、
どうしてタイワンレンギョウという和名になったのかは不明です。
それからデュランタの別名はハリマツリといいます。
ハリマツリは漢字に直すと針茉莉と書きます。
デュランタの種類によってはトゲがあるからだそうです。
トゲといえば、アカンサスという植物にはトゲがあるので
いくらキレイな花だからといっても触らないように注意してください。
⇒アカンサスの花の特徴(画像付き)
続いてデュランタ宝塚の花言葉をご紹介します。
⇒デュランタ宝塚の花言葉を筆者撮影の画像とともにご紹介