ベニカノコソウはセントランサスという別名もある植物です。
上記画像のように小さな花が集まってブドウの房のような花の配列をしています。
花の配列のことを花序(かじょ)といいます。
細かい花の特徴は後で解説するとして
先にベニカノコソウ(セントランサス)の育て方について説明したいと思います。
ベニカノコソウ(セントランサス)の育て方
ベニカノコソウは日当たりのよい場所が大好きです。
この辺は前回解説した、ユウゲショウと同じですね。
⇒ユウゲショウの育て方
ユウゲショウもベニカノコソウもどちらも道端を歩いてたら
普通に発見できる植物ですし、花が咲く時期もどちらも4月ころなので
同じような日当たりを好むのは当然でしょう。
ただ個人的に撮影した場所はユウゲショウは思いっきり日当たりのよい場所でしたが
ベニカノコソウは日陰に近い、半日陰で撮影しました。
おそらくどちらかというと、ユウゲショウの方がベニカノコソウよりも
日当たりの良い場所で良く育つのだと思います。
逆にベニカノコソウはユウゲショウほど日当たりを気にしなくてもよいのかな
という印象です。
ただベニカノコソウも日当たりが悪いより良い方が花がよくつくので
できれば日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。
また、ベニカノコソウはユウゲショウと同様に
水はけのよい場所で良く育ちます。
また土はラベンダーみたいに弱アルカリ性の土壌の方が成長しやすいです。
なので土に苦土石灰を混ぜて弱アルカリ性の状態にしてから
ベニカノコソウの苗を植えることをおすすめします。
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あと、ベニカノコソウはどちらかというと
乾燥した場所の方が湿気の多い場所よりもよく育ちます。
ですから、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
肥料は必要ありません。
道端に咲いているような花ですからね。
人為的に栄養を与えなくても育ちます。
これは鉢植えであっても同様です。
風通しが良くて赤玉土が7で腐葉土が3の割合で混ざった土で
日当たりの良い場所で育てるとよいでしょう。
ただ鉢植えの場合だったら午前中は日当たりの良い場所で
午後は日陰になるようにした方が育ちが良いといわれています。
ただ鉢植えの場合には土が乾燥したら水やりをすることを忘れずにお願いします。
さらに細かい話になりますが、
花が咲き終わったら、花が咲いていた枝を3節下あたりで切り戻しましょう。
その方が翌年の花がよく咲くようになります。
ベニカノコソウ(セントランサス)を育ててみたい方は種からでなく
苗から育てることをおすすめします。
詳しくはこちら
⇒セントランサスコッキネウス 3.5号苗(e9)
ベニカノコソウ(セントランサス)の特徴
次にベニカノコソウの特徴について。
ベニカノコソウの花の付き方は散房花序で
たくさんの花を咲かせます。
散房花序とは小さな花の集合体が水平
あるいは半球形に並んだ花の付き方をしているものをいいます。
具体的にはベニカノコソウのほかにアジサイを挙げることができます。
花の大きさはアジサイの方が大きいですが、
見た目はベニカノコソウと似ていますね。
次にベニカノコソウの花の大きさは1㎝程度です。
ミチバタナデシコの花の大きさも1㎝程度ですし
花の色もピンク色でベニカノコソウと似ている感じがしますね。
また花が咲く時期もお互い4月と同じです。
ただ花の形は全然違うので、花の付き方も全く違いますけどね。
⇒ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】
それからベニカノコソウは花付きもよくて育てやすいですが、
いっぱい花が咲けば咲くほど、エネルギーを奪われるからか
短命になってしまうこともあります。
そんなこともあってベニカノコソウは二年草に分類されることもあります。
二年草とは種をまいてもすぐには花が咲かず
1年以上たってから花が咲き、種をまいてから2年以内に枯れる植物のことです。
ちなみに先ほど登場したミチバタナデシコも二年草です。
⇒ミチバタナデシコの特徴【花の画像付き】
ベニカノコソウを育ててみたい方はこちら
⇒ベニカノコソウ(セントランサス) ‘コッキネウス’