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個体群・生物群集・群落とは?わかりやすく解説




今回の記事では

・個体群
・生物群集
・群落

とはどういうことなのか、わかりやすく解説していきます。

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個体群、生物群集、群落とは?

まず個体群とはある地域で生活している『同種』の生物の集団のことです。
群れでなくても個体群に該当することがあります。

群れじゃないと個体群と言えなそうな気がしますが、
群れでなくても個体群に該当することがあります。
1匹1匹でも個体群に該当することもあります。

同じ種類であればよいのです。

アフリカのサバンナにハイエナの個体群がいたとしましょう。
ハイエナは群れていることが多いです。

こんな感じである地域(ここではサバンナ)の1種類(ここではハイエナ)の生物のまとまりのことを個体群といいます。

では生物群集とはどういうことでしょう?
ある1つの地域に一緒に住んでいるすべての種の個体群の集合体のことです。
つまり、個体群がいっぱい集まったものを生物群集といいます。

だからアフリカのサバンナには
シマウマの個体群、ゾウの個体群、ハイエナの個体群などがいて、
これらを全部ひっくるめてアフリカのサバンナの生物群集となります。
とくにこれらは動物なので、動物群集といったりします。

だからいろんな種類をまとめて地域で見た場合を生物群集で
それらが動物であれば動物群集です。
もし、植物であれば変な言葉を使います。

「この地域の植物群集」みたいな表現を使うこともありますが、
一般的には「この地域の植物群落」という言い方をします。

だから群落とはいろんな種類の集まりのことです。

たとえば、この地域に「ムラサキゴテンの群落がありますね」というかというと
言いません。
ムラサキゴテンの花の特徴を画像付きでわかりやすく解説

正しくは「ムラサキゴテンの個体群」といいます。
ムラサキゴテンという1種類を指しているから個体群です。

「この地域にはムラサキゴテンやツルニチニチソウなどの植物群集ができているね。
言い換えれば、植物群落がありますね」というのが正しい表現です。

群落は複数の植物の集まりを言いますから、
動物群落とはいいません。

つまり

・植物群落(植物群集)
・動物群集(動物群落とはいいません)

となります。

あと植物群落はただの『群落』ということもあります。

以上で解説を終わります。



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