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生殖細胞と体細胞の違いを植物を中心にわかりやすく解説




細胞分裂は大きく2つに分かれます。

細胞分裂

・体細胞分裂
・減数分裂

の2つです。

体細胞分裂は体細胞が増殖するときの分裂です。
体細胞ってどういう細胞ですか?

これ、結構訳が分からない定義なんです。

この記事では体細胞と生殖細胞の違いについて解説しながら
同時に体細胞分裂と減数分裂の基礎の基礎を説明します。

ただ、当ブログは植物中心なので
植物にフォーカスして説明していきますね。

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生殖細胞と体細胞の違い

まず体細胞から。
体細胞ってどういう細胞でしょうか?
体細胞は体の細胞って書いてますから
『体細胞=体の細胞』と試験で書いたら×になります。

卵巣は体の一部ですよね。
卵巣の中にある卵も体の一部です。
卵巣は体細胞ですが、卵は体細胞ではありません。

では体細胞とはなんでしょう?

体細胞とは

生殖細胞以外の細胞

です。

では生殖細胞って何でしょう?
という話になりますね。

生殖細胞とは子孫を残すための特殊な細胞のことです。
そもそも生殖とは子孫を残すことですからね。

生殖細胞は大きく2種類に分かれます。
というと、たいていの方が「精子と卵のことですよね」みたいに思うでしょう。
違います。

生殖細胞は

・胞子
・配偶子

の2つに分かれます。

この配偶子を大きく2つに分けると、

・精子(精細胞)
・卵

となります。

配偶子は卵と精子です。
卵と精子があわさって(合体して)受精して赤ちゃんができますし
植物が増えます。

つまり、配偶子は合体を前提として赤ちゃんができます。
でも、胞子は合体せずに子供ができます。
胞子は単独で分裂して子供ができます。

逆に精子や卵は単独では何にも起こりません。
卵と精子が合体して受精卵が分裂して赤ちゃんができます。

生殖細胞の重要ポイント

・合体しないで赤ちゃんになれる特殊な細胞が胞子
・合体して赤ちゃんになる特殊な細胞が配偶子

です。

ということは体細胞は胞子と配偶子以外の細胞ということになりますね。
だから、目の細胞、腸の細胞、足の細胞などが体細胞です。

で、体細胞ができるときの分裂を体細胞分裂といって
生殖細胞を作るときの分裂を減数分裂といいます。

動物では減数分裂は配偶子ができるときに行われます。
動物は配偶子しかありませんからね。

ちなみに私は獣医師で、大学受験時代、生物を勉強していたので詳しいです。

では植物は?
「花粉が胞子ですよね?」と言ったら間違いです。
雌しべも花粉も体細胞であり、配偶子でも胞子でもありません。

この辺の話は興味深いですが、
今後解説します。

ここでは植物の場合は配偶子は花粉、雌しべ、雄しべではないということ
これらは体細胞だと理解しておいてください。

植物は胞子を作れるというのが動物との大きな違いです。
植物は胞子も配偶子も作ります
動物は配偶子しか作れませんから、これは動物と植物の大きな違いですね。

生殖細胞における動物と植物の違い

・動物は配偶子しか作れない
・植物は配偶子も胞子も作れる

ということです。

植物は生殖細胞としてあるときは配偶子、あるときは胞子という風に
使い分けることができます。

では植物の場合は胞子を作るときも配偶子を作る時も減数分裂でしょうか?
違います。

植物は配偶子を作るときは体細胞分裂をやって
胞子を作る時だけ減数分裂をします

難しいですね。

動物は胞子を作れません。
だから配偶子を作る時に減数分裂をします。

逆に植物は葉っぱを増やしたり背を高くしたりするときは全部、体細胞分裂です。
動物は精子と卵を作る時以外は全部、体細胞分裂です。

以上、体細胞と生殖細胞の違いについて解説しました。
体細胞は生殖細胞以外の細胞のことです。
生殖細胞は胞子と配偶子のことでしたね。

それにしても植物って動物と違いすぎて面白いですね。



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