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植物の屈性と傾性についてわかりやすく解説




前回の記事ではオジギソウの特徴の1つである膨圧運動について
成長運動と比較しながら解説しました。
オジギソウの特徴(成長運動と膨圧運動の違いを知っておこう)

では成長運動や膨圧運動にはどんなものあるのでしょう?

・屈性(くっせい)
・傾性(けいせい)

があります。

今回の記事では植物の特徴でもある、
屈性と傾性についてわかりやすく解説していきたいと思います。

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植物における屈性とは?

まず屈性とは何でしょう?
屈性とは刺激の来る方向に対して一定の関係を持って屈曲する性質のことです。
刺激の来る方向に近づく場合を正の屈性、遠ざかる場合を負の屈性といいます。

たとえば茎や植物の芽生え(種から芽が出て、土から出てきた状態のこと)は
光の方向に曲がっていくので正の光屈性といいます。

これに対して根っこは負の光屈性といいます。
光という刺激の反対方向に曲がろうとするからです。

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植物における傾性とは?

傾性とは刺激の来る方向とは無関係に一定の方向に屈曲する性質のことです。

たとえばオジギソウの葉っぱ。
オジギソウは前回解説しましたように葉っぱを触ると閉じる性質があります。
オジギソウの特徴(成長運動と膨圧運動の違いを知っておこう)

どこから葉っぱを触っても(これが刺激)、下方向に閉じることしかできません
ワンパターンということです。
上方向とか右方向みたいにいろんな方向に曲がったりとかできません。

これに対して屈性は光という刺激が来た方向によって
曲がる方向が違います。

つまり屈性は刺激が来る方向によって
いろんな動きをとります。

でも、傾性はどこから刺激が来ても
同じ方向にしか動けません。ワンパターンです。

ちなみに傾性には

・光傾性
・接触傾性
・温度傾性

などがあります。

ところで、屈性は不思議な性質なので色々実験した人がいて
その研究を通してある植物ホルモンを見つけました。
オーキシンという植物ホルモンです。

ただいきなりオーキシンという植物ホルモンの存在がわかったわけではありません。
まずはあの進化論で有名なダーウィンさんが行った実験から解説します。
ダーウィンがやった光屈性の実験についてわかりやすく解説



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