宿根草は『しゅっこんそう』と読みます。
そもそも、「宿根草って何?」ですし、
読み方も正確に読める方は少ないでしょう。
それくらい意味が分かりにくいのが宿根草です。
そこでこの記事では宿根草とは何か、具体例を挙げながら
わかりやすく解説していきたいと思います。
宿根草とは?
宿根草とは毎年花を咲かせる(ここが大事)、草花や球根植物のことです。
付け加えますと、毎年花を咲かせるのって大変で、ものすごいエネルギーを
植物は使うわけですよ。
ではどうやって宿根草は毎年花を咲かせるのでしょう?
それは時期が外れると、私たちが肉眼で見える地上部は枯れてしまうんです。
でも根っこはしっかりと生き残っています。
だからその年、花を咲かせた後、枯れたように見えても
翌年、生き残って根っこからグイグイ成長し、また花を咲かせるわけですね。
これが宿根草です。
宿根草はしぶといというか、生命力が強い植物なんですね。
宿根草の特徴とは?
宿根草は冬など、その植物が耐えられない時期がきたら
私たちが見える領域(葉や茎)が枯れてきます。
なので、私たちが見える領域は何もないみたいな状態になるわけです。
でも、根っこは生き残っています。
寒さや暑さに耐えて、その植物にとって好適な時期を待っています。
そして、その植物が育ちやすい時期(春とか夏など)がきたら
またすくすくと育ち、花を咲かせます。
これが宿根草の特徴です。
これって視点を変えると、
放置しておいても、問題ない植物だってことです。
手間がかからないということです。
だって、放っておいても時期がきたら勝手に枯れて、
また時期がきたら勝手に育ちだして、勝手に花を咲かせるわけです。
一度植えてしまえば、種をまいたりする必要がないし、
ずっと増え続けるわけでないので(時期が来たら枯れるから)、
剪定とか間引いたりする必要もないわけですよ。
よほどの理由で根っこまでダメにならない限り
毎年花を咲かせてくれるのが宿根草の特徴でありメリットだといえるでしょう。
では宿根草に当てはまる植物に
どんな植物があるのでしょう?
宿根草の具体例5選画像付き
宿根草に該当する植物は
・オミナエシ
・チェリーセージ
・アガパンサス
・カラミンサ
・フジバカマ
などがあります。
以下、実際の画像をご覧ください。
⇒アガパンサスの花が咲かない5つの原因
⇒アガパンサスの花期
以上で宿根草についての解説を終わります。