オミナエシ科オミナエシ属の多年草。
オミナエシは、秋の七草の1つで、日本では昔から親しまれてる植物です。
オミナエシは、日本最古の和歌集である万葉集にも登場し、
平安時代の源氏物語にも登場しています。
沖縄以外の日本全土に分布し、日当たりのよい草地や山野に自生し
夏から秋にかけて黄色い小花を沢山咲かせます。
オミナエシは、花束などにも使われますが、
実は、花の香りはあまりよい匂いではありません。
花の香りと言えは、甘い香りなど気分を気分を良くしてくれるイメージですよね。
でもオミナエシの花の香りは、
人によっては犬の糞のような臭いがするそうです。
オミナエシの臭い
オミナエシは、別名 敗醤(はいしょう)と言われています。
敗醤の由来は、オミナエシの花を室内に飾ると
しばらくして醤油の腐敗したような匂いになることからついたそうです。
オミナエシは、生薬としても昔から使われています。
根を天日乾燥させてできる敗醤根は、消炎、排膿作用があるとされています。
オミナエシの花は、独特な匂いがあるので、
香りに敏感な方への花束や、病院へのお見舞いなどに使う際には
少し気を付けた方がよいかもしれませんね。
臭いのイメージは様々で、
腐った煮物のような臭い、ムッとする臭い、アンモニア臭など人によって
臭いの感じ方も違うようです。
昔は、強い臭いのために茶席に使うのが禁止されたという説もあります。
オミナエシの花の季節になったら臭いを嗅いでみてはいかがですか?