キマダラカメムシは茶色の地に黄色い点が
斑(まだら)に入っているから名付けられたのですが、
九州から関東までどこにでもいるカメムシの一種です。
カメムシって一般的に臭いですよね。
私は獣医師として日々犬猫の診察をしているのですが、
犬や猫にくっついたダニやノミの駆除をすることもあります。
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ノミやマダニに触れる方がキマダラカメムシなどのカメムシに触れるよりマシですね。
だってカメムシって触ると臭いが付くじゃないですか。
こんな感じでいくら虫好きな人であっても
いくら虫を平気で触れる人であっても
カメムシって臭いから触れるのも近寄るのも嫌だって人は多いですね。
ただカメムシにはいろんな種類がいます。
具体的には世界には5000種類ほどのカメムシが存在するそうです。
もしかしたらこの記事をご覧のあなたは
カメムシ=めっちゃくちゃ臭い
と思っているかもしれませんね。
確かにカメムシって臭いタイプが多いですが、
そんなに臭くない種類であったり
いい香りのする種類も存在したりするのです。
たとえばホオズキカメムシなんて潰すと青リンゴの香りがすることで知られています。
そこで今回の記事ではキマダラカメムシは臭いのか臭くないのか
仮に臭くないならどんな臭いがするのか、
あとどこに臭いが分泌されるのか?解説します。
キマダラカメムシが臭いを出す場所(臭腺の位置)はどこ?
カメムシには臭腺があります。
臭腺とは簡単にいうとカメムシ独特の臭いを出す場所のことです。
臭腺から分泌液が出て
カメムシ独特の臭いが発生します。
もちろんキマダラカメムシもカメムシの仲間なので臭腺があって
分泌液が出ます。
ではキマダラカメムシの臭腺はどこにあるのでしょうか?
臭腺の場所を確かめる方法は臭腺開口部、
つまり分泌液が出る穴を探すことです。
ただ、キマダラカメムシの臭腺(臭腺開口部)の場所が成虫と幼虫で違うので注意が必要です。
キマダラカメムシの場合、成虫はお腹側に
幼虫は背中側に臭腺開口部があります。
上記画像はキマダラカメムシの幼虫です。
臭腺の場所(臭腺開口部)はどこでしょう?
背中でもお尻寄りのところに黒字に赤い点が2つあるところをご覧ください。
この赤い点の横に臭腺(臭腺開口部)があって分泌液が出ます。
上記画像はキマダラカメムシの成虫です。
臭腺(臭腺開口部)はお腹にあって
個体によって少し場所が変わるようですが、
細かい穴が開いているところが臭腺(臭腺開口部)です。
こんな感じでキマダラカメムシの場合、幼虫は背中側、
成虫はお腹側にある臭腺から分泌液が出て
私たち人間は臭いを感じます。
ではキマダラカメムシが出す分泌液は臭いのでしょうか?
キマダラカメムシの臭いはどんな感じ?強い?
まず結論ですが、キマダラカメムシが出す分泌液が臭いかどうかは
個人差が大きいです。
人によって感じ方は様々だってことです。
ある人はキマダラカメムシの分泌液はめちゃくちゃ臭いといいます。
でもある人はキマダラカメムシの分泌液は臭くないといいます。
またある人はキマダラカメムシは臭くないどころか
いい香りだって感じる方もいるのです。
キマダラカメムシおっきい
サクラにおった
初めて臭い出されたけど意外といい香り
クサギを爽やかにした感じ pic.twitter.com/rpF5lInrHM
— ガヤ (@Trypoxylus_gaya) August 22, 2016
キマダラカメムシが出す分泌液が青リンゴの香りがすると感じる方もいます。
キマダラカメムシの臭いまとめ
どうでしたか?
キマダラカメムシが出す分泌液は成虫はお腹側から幼虫は背中側から出ます。
またキマダラカメムシの臭いは人によって感じ方が違うようです。
ある人はめちゃくちゃ臭いといい、ある人は臭いがしないといい、
またある人は青リンゴのようないい香りがするという人もいます。
次の記事ではキマダラカメムシには毒があるのか?解説します。
⇒キマダラカメムシに毒はある?