上の画像は公園を散歩していた時に発見したキマダラカメムシです。
孵化したばかりの初令幼虫でしょう。
梅雨の時期だったので雨に濡れながら撮影しました。
当サイトは植物の記事を中心に書いているのですが、
キマダラカメムシは植物にとって天敵です。
植物を枯らす原因になります。
そう言った意味で、キマダラカメムシも当サイトの範囲内だと思い、
記事にすることにしました。
具体的にはキマダラカメムシに毒はあるのかどうか?
記事にします。
というのは、もしあなたが育てている植物に
キマダラカメムシがついていた場合、
素手で取り除いても良いのか?悩むことがあるかもしれません。
もしキマダラカメムシに毒があるようなら
素手で除去するのは大変危険ですよね。
そう言った意味でもこの記事を最後まで読む意味はあると思います。
では本題に入っていきますね。
キマダラカメムシの毒性
キマダラカメムシに毒はあるのでしょうか?
結論からするとキマダラカメムシに毒はありません。
こちらの方もキマダラカメムシに毒はないとツイートしていますね。
上の方がおっしゃられているようにキマダラカメムシに毒はありません。
ちなみに私は獣医師としてペットの診療をしていますので
犬や猫が噛まれると危険な昆虫についても知っていますが、
やはりキマダラカメムシの被害についての文献などは見当たりませんでした。
キマダラカメムシ特有の毒はないものの・・・
キマダラカメムシに毒はないとわかっても、
完全に無害だと言い切れるのでしょうか?
キマダラカメムシはカメムシの仲間です。
カメムシの口って針みたいになってます。
その針みたいなのを植物に差し込んで栄養をもらって生きていますが
この時、消化酵素を植物に流し込むのです。
この消化酵素が植物には毒みたいなものなのです。
植物が腐敗する原因になってしまいます。
人間にもアミラーゼやリパーゼなどの消化酵素があります。
人間にもアミラーゼやリパーゼなどの消化酵素があります。
これらの消化酵素がもし漏れ出たら、激痛が走ります。
この状態を膵炎と言います。
膵炎になると入院して点滴治療を受ける必要が出るくらい
かなり重篤な病気です。
なのでカメムシに噛まれ
私たちの体内に消化酵素が入った場合、
痛みが出ることがあります。
そんな場合には病院に行って治療を受けた方が良いでしょう。
あと、カメムシは自分の身を守るために臭い香りを出すことがあります。
この香りの正体はアルデヒドという有害物質です。
皮膚にくっつくと炎症を起こすことがあります。
炎症が起こると痛みが出たり赤く腫れたりすることがあります。
そんな場合にはすぐに病院に行って医師の診察を受けてください。
最後に、キマダラカメムシ特有の毒はありませんが、
カメムシは食事する際に消化酵素を出したり、
自分の身を守るためにアルデヒドを出したりします。
この消化酵素やアルデヒドは
私たち人間にとって有害です。
もし痛みなどの症状が出た際にはすぐに病院に行って
医師の診察を受けるようにしてください。